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風邪だと思ってたんですが💧 -悪性リンパ腫闘病記-

人生で初めての入院生活。自分、家族、仕事、人生とは⁉入院生活で感じた事や闘病記録、家族との過ごし方、趣味や特技の事を綴っていきます。

心膜液除去手術終了とその後

恐怖と不安の中、緊急手術が終わり病室に戻った私。

 

心膜液除去手術終了後とその後

 

病室に帰ると身体中に管やコードが付けられてました。胸には心電図のコード、胸の真ん中には心臓まで届くカテーテルのチューブ。そのチューブの先には透明のバッグが付いていてその中に心膜液が流れ出てました。

血に染まった心膜液です。1500ccほど溜まってます。こんなものがこんなにもたまってたんだとビックリしました。

 

『手術どうだった⁉胸苦しくない?』

 

妻が訊いてきます。

 

『大丈夫だったと思うけど、あの担当医がしたからどうだろね。』

 

妻も『担当医だから当たり前じゃん』と言いながら苦笑い。

 

胸と左の脇に手術で切った少しの痛みを感じますが昨日までの息苦しさと比べると、大したことありません。この日を境に夜も少しだけ寝れるようになりましたし、食欲も少しずつ出てきました。何より娘と話せることが嬉しかったです。でも、数日経つと子供の元気がないことが多くなりました。

 

何でだろう⁉私が居なくて寂しいのかな⁉とも思いましたが妻に訊いてみると、どうやら最近ケンカが絶えないらしいのです。最近は急に子供が怒り出したり、全く言うことを聞かないらしいです。

私の家は、僕、妻、娘の3人家族で、その内の一人が欠けているので、どうやら二人のケンカがたえないらしい💧

入院前もありましたが私が仲裁して仲直りの流れがあったのですが💧まあ、私と妻、私と娘の喧嘩の場合も、うまい具合に残りの一人が仲裁役でした。

子供も父親が居なくなった戸惑いと寂しさで戸惑ってたのだと思います。

私はベッドに子供を座らせ、手を握りながら言いました。

 

『パパ病気になってゴメンね。』

 

子供は僕の眼を真っ直ぐ見ながら首を振ります。

 

『パパがお家に居なくなって寂しいね。ママと二人で大変だと思うよ。ママもお仕事と○○(子供)の事とパパの事で大変だと思う。だから、パパが居ない間ママの協力をしてあげて。』

 

頬を温かい涙が流れます。子供も泣きながら頷きます。

 

『ありがとう。パパも頑張るから皆で頑張ろうね。』そう言って子供を抱きしめました。子供も私の胸で大泣きしました。早く元気になろう。頑張ろうと強く思いました。

しばらくすると子供はケロッとして笑顔で手を振りながら妻と帰って行きました。

 

ゴメンね。

 

二人で頑張ってる妻と子供。仲良く普通に過ごしてたのに。

 

ゴメンね。

 

子供の健気さ。でも、力強く頷いてくれた事。寂しいに決まってるのに元気に振る舞ってる姿。

 

ゴメンね。

 

妻と子供が帰ったあと僕は、入院して始めて一人で泣きました。

 

ゴメンね。ゴメンね。ゴメンね。

 

この夜、大人になって始めて泣きつかれて眠ったようです。

 

心膜液を除去できたことにより、胸の苦しさも随分と楽になり、睡眠も食事もようやく少しづつですがとれるようになりました。しかし、ここから本当の闘いが始まろうとはだれも予測できませんでした。

 

心臓の状態が良くなれば帰れる。家族のもとへ、父として、夫として普通の生活に戻れるのだ。特別じゃない。普通で十分だ。胸の苦しさが消えたことで、もう治ると思ってた私と家族。この後さらに、不幸は、続きます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。感謝いたします。次回は、闘病日記番外編として、『入院生活について』を書いていきます。