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風邪だと思ってたんですが💧 -悪性リンパ腫闘病記-

人生で初めての入院生活。自分、家族、仕事、人生とは⁉入院生活で感じた事や闘病記録、家族との過ごし方、趣味や特技の事を綴っていきます。

診断結果告知

いよいよ診断結果の告知。不安と恐怖と好奇心。『あなたは、悪性リンパ腫です。』そういわれた時、私はどうするのか?!

 

その日は朝から落ち着きませんでした。

 

何故なら、今日診断結果が告げられるからです。この日まで色んな事を考え調べましたが、結局のところ診断結果が出てない今の状況ではなにも対処のしようがありません。

 

その告知は突然やって来ました。

 

『○○さんの体から採取したリンパ節ですが悪性でした。詳しいことは内科の医師から説明あると思いますので』

 

昼過ぎにふらーっと病室に現れた担当医からそう告げられました。あっさりと。

『明日から病棟が替わりますので、準備の方をお願いします。』そう言うと担当医は出ていきました。まあ、この担当医に期待することはとうに止めてましたし、診断結果の事もおそらくそうだろうと思ってたので、私は、『分かりました。』とだけこたえました。

 

担当医が病室を出たあと、はぁーっと大きなため息をついたのを覚えてます。

 

予想はしてたけど大変なことになったな。どうしよう。妻に電話をして診断結果を伝えると毅然と『しょうがないね』と言ってくれました。私は『ごめん』と言い電話を切りました。次の日の朝、妻と姉が病院に来てくれて先ずは病室の移動です。私は今まで担当してくれた循環器の看護師に挨拶を済ませました。

 

新しい病棟は血液内科です。

この入院生活で私の体力は減退しており、この時は歩くこともままならず車イスでの移動でした。3人で血液内科の病棟内に入ります。

 

雰囲気が違う。今までの病棟より暗い。どんよりとして、重たい空気を感じました。

 帰りたい。そう思いました。病室に入ると個室でした。後から聞いた話では心臓に合併症があるので個室で様子を見ながら治療をしたいとの事。しばらくして看護師に面談室へ案内されます。部屋の中には新しい内科の担当医がいました。

 

『それでは今から詳しい病状とこれからの治療内容を説明します。』

 

ゴクリ。かなり緊張したことを覚えてます。

 

『現段階の病名はびまん性大細胞型B細胞リンパ腫です。』

 

そうハッキリと告げられました。やっぱり癌なんだ。死ぬかもしれないんだ。そうなんだ。その後、色々治療方法など説明してくれましたがあまりにも複雑で難しいというか受け入れてなかったというか。内容はざっくりとしか覚えてません。

 

治療内容

 

・治療には最低6ヶ月間かかります。

・治療には長期の入院が必要なこと。

・抗がん剤を組み合わせたR-CHOP療法で行われること。

・上記のR-CHOP療法を6~8回に分けて治療を行うこと。

・最初にR-CHOP療法をやってみた結果次第で他の療法に変更する可能性があること。

・現段階の進行度は4段階のステージ3で2番目に悪く、進行速度は5段階の4段階で2番目に早い進行速度ということ。

 

と大体こんな感じでした。

まあ、一個も良い情報はありませんでした。妻は毅然と聞いています。姉は途中気分が悪くなったとかで退室しました。私も毅然と聞いては居るのですが何度も何度も手汗を気にしていました。

 

受け入れろ。

 

受け入れろ。

 

説明が終わり担当医に頭を下げ病室に戻りました。病室に入ると看護師から入院中の注意点の説明がありました。

 

・抗がん剤治療をすると抵抗力が落ちるので手洗い、うがいを徹底すること

・病棟外へ出るときは必ずマスク着用すること

・トイレに行くときは看護師を呼ぶこと

 

等々

 

しばらくして夫婦二人きりになり、私は泣いてしまいました。次から次へと受け入れがたい現実を突き付けられ、それでも凛としていようという男としてのプライドが一気に崩壊した瞬間でした。

『ごめんね。こんなことになって。俺、死ぬかもしれない。もし、俺が死んだら子供の事頼むから』

 

声を出して泣きました。

 

妻は『しょうがないよ。大丈夫よ。死なないよ。』

 

そう言ってくれました。この時、妻が一緒に泣き崩れなかったことを今では感謝してます。女の人って強いなー。子供が生まれたときも強いなって思ったけど、堂々としてくれてたお陰で少し勇気をもらえました。

 

次の日から、癌患者としての闘病が始まります。『悪性リンパ腫』患者としての闘いが始まりました。受け入れられない現実と、受け入れないといけない現実。そこには、今までTVや雑誌の世界の『ガン』と闘わないといけなくなった私のRealが待っていたのです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。感謝いたします。

 

次回は、『悪性リンパ腫治療開始』を書いていきたいと思います。