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風邪だと思ってたんですが💧 -悪性リンパ腫闘病記-

人生で初めての入院生活。自分、家族、仕事、人生とは⁉入院生活で感じた事や闘病記録、家族との過ごし方、趣味や特技の事を綴っていきます。

『はじめてのたいいん その②』

突然の『悪性リンパ腫』告知から、約1か月。風邪だと思って病院に家を出てから、2か月。ようやく家に帰れる日が来た。2か月ぶりに帰る我が家。楽しいことだけが待ってるはずだった。でも、そこには新たな苦悩が待ち構えていた。その②

 

私の身にいったい何が起こったのか?! 

 

前回からの続きになります。まだ読んでない方は、こちら↓

『はじめてのきたく その①』 - 風邪だと思ってたんですが💧 -悪性リンパ腫闘病記-

 

 

前回、退院の手続きも終わり、あとは妻が運転する車に荷物を積んで帰るだけとなった私。妻の車を待つ間、縁石に座りました。しばらくして、妻の車が見えたので立ち上がろうとした時、私の体に想像外の異変が起きたのです。

『よっこらせっっ?!』

 

『へっ?!?!?!』

 

『なにこれ?!?!?!』

 

私は、へたり込みました。私の体に起きた異変とは、簡単にもうしますと、筋力不足による太もも裏の筋肉の痙攣です。立ち上がろうとするも、太ももの裏がプルプルって、震えて立ち上がることが出来ません。何回か、立ち上がろうと試みましたが、無理でした。

 

この2か月の入院生活は、それほど私の体を弱らせていたのです。確かに、2か月間、ふらつきや(抗がん剤の影響で赤血球が減るために、貧血症状が起きる)転倒防止の為に、病院内の移動は、ほとんど車椅子でした。

 

その為に筋力が落ちてしまっていたのです。妻は、車に荷物を積み終えて、私の方を、けげんに見つめています。

『どうしたの?!』

 

『ごめん。立てない。起こして』私は、少し恥ずかしそうに言いました。妻は、両手を差し出し、笑いながら、私を引き起こしてくれました。

『入院で弱くなってるんだから、しょうがないよ。』と妻が言うと、

『こんなに?!こんなに弱る?!』と私が返します。

信じられない。これほど、人間の体って直ぐ弱るものなの?!自分でも信じられないほどの体の弱体化に驚きました。

 

このまま帰っても、大丈夫なのか?!妻や子供が仕事や学校に行っている間、私は家に一人のなります。さっきまで、家に帰れると、喜んでいたんですが、急に不安になりました。もし、一人の時にふらついて、倒れでもしたら。

 

私の母が、肝臓ガンとの闘病生活の中で、夜中にトイレに行くために起きて、ふらつき倒れ、2回救急車で運ばれたことを思い出しました。

 

これだったんだ。当時は、分かりませんでした。単純に体力落ちたから、ふらついたんだと思ってましたが、赤血球が減ることで起きる貧血症状、体力不足、筋力不足。

 

私でも、この状態でもし、ふらつけば、この心持たない足では支えきれないでしょう。

↑かなり重要です

 

(病院に帰った方が良いのかな?!)

それほど深刻です。

 

後に、入院などで寝たきりになった場合どれほど体に影響出るのか調べた結果です。

 

1週間寝たきりで筋力20%低下

2週間寝たきりで筋力約40弱%低下

3週間寝たきりで筋力約70%低下

4週間寝たきりで筋力約90%低下

5週間寝たきりで筋力約100%低下

 

もし、寝たきりになった場合その体力を戻すには、

 

1週間の寝たきりで、回復まで1か月

2週間の寝たきりで、回復まで2か月

1か月の寝たきりで、回復まで6か月

 

びっくりしました。これほどとは。これを見ればこの時の私の状況も頷けます。

私の場合は、1か月半の寝たきりでしたので、筋力は100%超!回復までは、1年を要するでしょう。

 

でも、この日の私は、そんなことなど知る由もなく、妻の運転する車で、自宅へと向かいます。そんな時に、もう一つの異変が起こります。 

 

(あ~気分悪い、、、。)

 

車酔いです。車酔いなんて、小学校の修学旅行以来だと思います。入院中、私の最高速度は押してもらってる車椅子のスピードでした。それが、いきなり車のスピードです。しかも、車椅子で揺れるって、エレベーターに乗る時くらいですが、車は、常時揺れるわけです。

 

『少し、ゆっくり行って。』

 

『そんなに?!』さすがに、妻は、私の状態を気にし始めました。今まで、車酔いなど無かったのに、こういわれれば、そうなりますよね。

 

私は、車の揺れとそのスピード(決して、妻はスピード狂では、ありません。)に恐怖をおぼえながら自宅に向かいます。手のひらは、手汗でべったりでした。距離的には、病院から15分位の距離なので、助かりました。

 

家の駐車場につき、車から降りる前に、家の周りを見渡します。やはり、2か月も姿を見られてないと田舎では、近所で要らぬうわさが持ち上がります。なので、この時は、慎重に家に入りました。

 

『ただいま~!』控えめな声で言うと、トイレの窓からいつも外を見ているうちの飼い猫が身を屈めて、そそくさと逃げていきました。(TOT)/かなしい~

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 ↑この子です。私のアイコンの猫です。

 

まあ、2か月も家を空けてりゃしょうがないですね。犬は人になつき、猫は家になつくといいますからね。まあ、そんなところが好きなんですけどね。

 

家の段差も上がれず(上がれたけど妻にあまえました( *´艸`) )助けを借りて、上げてもらい、早速、自分の部屋へ。どうやら、子供たちが掃除してくれたらしく。すっきりとしていました。空気清浄機も稼働中です。帰ってきた~。もう自宅なので、起き上がれなくてもいいという感じで自部屋の畳に大の字に寝転がりました。あぁ~!大きく伸びをして、ふーっと、深いため息をつきました。

 

すると、小さな足音が聞こえました。

 

『にゃ~~~』少し、怒ってるようなその鳴き声は、先ほどとは違う猫の鳴き声でした。入院するまでは、毎晩一緒に寝てたので、寂しかったのでしょう。お互いに。寄ってきてくれたのがすごくうれしかったので、頭をグリグリと撫でてあげました。

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ここまで、時間はかかりましたが、何とか一つのステップを超えたことは確かでした。

子供が学校から帰ってくるには、まだ時間があるので、昼食を妻ととり、その後、ゆっくりと休むことにしました。

 

(〇〇帰ってきたら、ビックリするだろうなぁー)(私がこの日帰ってくる事を子供は知りません。帰れるか、帰れないかはその日の血液検査の結果次第なので。期待させたくないので言ってませんでした。)

そんなことを思いニヤニヤしながら、2か月ぶりに落ち着く我が家で眠りにつきました。

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↑気が付いたら一緒に寝ててくれてました。思わず。パシャ!📷本当に癒されました。

 

後で聞いた話ですが、昼間から大イビキをかいて寝てたそうです。

 

『あれじゃ、近所にばれるわ』と妻に言われましたからね。

 

 

今回は。ここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。感謝いたします。

 

 

次回は、『はじめてのたいいん その③を書いていきたいと思います。』