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風邪だと思ってたんですが💧 -悪性リンパ腫闘病記-

人生で初めての入院生活。自分、家族、仕事、人生とは⁉入院生活で感じた事や闘病記録、家族との過ごし方、趣味や特技の事を綴っていきます。

『はじめてのたいいん その③』

突然の『悪性リンパ腫』告知から、約1か月。風邪だと思って病院に。

家を出てから、2か月。ようやく家に帰れる日が来た。2か月ぶりに帰る我が家。楽しいことだけが待ってるはずだった。でも、そこには新たな苦悩が待ち構えていた。 その③

 

前回からの続きになります。まだ、お読みになっていない方は↓をお読みになってからをお勧めします。

その①

『はじめてのたいいん その①』 - 風邪だと思ってたんですが💧 -悪性リンパ腫闘病記-

 

その②

『はじめてのたいいん  その②』 - 風邪だと思ってたんですが💧 -悪性リンパ腫闘病記-

 

 

入院生活から2か月。新たな不安を抱えながら帰った我が家。愛着のあるものに囲まれてしばしの睡眠。

 

自室でいびきをかきながら猫と一緒に寝ている私。しかし、その眠りは、あるものの存在によって、一気にたたき起こされることに。

 

ドンドンドンドン・・・・・・!何かがものすごい音で近づいて来ている。猫と一緒に、心地よく眠っていた私は、この音によって、目を覚ます。何の音だ?!工事か何かか?!そして、次の瞬間!

 

ドンっ!!!すごい音で私の部屋の扉が開きました。

 

『何で、パパ帰っているの?!』

 

開いた扉のそこには、息を切らせ、ランドセルを背負ったままの子供がいた。

まるで、お化けでも見ているかのような驚いた表情で、私を見ている。

 

『ただいまは?!』私が学校から帰ってきた子供に言う。

 

『言ったし!パパが聞こえてないだけじゃん!』と強い口調で言われ、

『パパこそ、ただいまは?!』と不服そうに言われる。

 

!!!

 

『あっ・・・ただいま。』我が子の返しにちょっとびっくりしながらも、慌てて言った。

『おかえりなさい。』子供は、満面の笑みで私を迎えてくれた。

『なんで、いるの?』『病気治ったの?』『また、病院行くの?』・・・矢継ぎ早に来る質問を曖昧にしか答えられず、『〇〇。』私は、子供の名前を呼び、寝ている私の元へ手招きをした。

 

『なに?!』子供は、何の遠慮もなく私の布団の上を歩いてくる。

『とりあえず、ランドセルは、置いとこうか。』子供は、布団の上にドン!とランドセルを落とし、私の元へ。

 

『ただいま。ごめんね。』私は、子供を強く抱きしめながら、言った。

『帰ってきたからいいよ。』私の肩に手を置きながら、そういってくれた。

 

(自分が居なくても子供は、しっかりと成長してくれてんだな)という安堵と妻への感謝と自分が居ないのにという寂しさを同時に覚えた。

 

しばらくして、また、子供の質問が続く。

『なんでいるの?』『帰っていいって言われたから。』『病気、治ったの』『治ってない。』『じゃあなんでいるの?』『一応、帰ってきた。』『じゃあ、いつも一応、帰ってきてよ。』『それは、無理。』『なんで?』『パパ死んじゃう。』『なんで?』『病気だから。』『じゃあ、なんでいるの?』この永久ループから、抜け出せないと悟った私は、最後の一手に賭けた。

 

『〇〇にあいたいから。』そう、子供の名前を言った。

 

『わけわからん。』子供は、不満そうに、ちょっと嬉しそうに部屋を出て行った。

『ママー、なんでパパいるの?』と隣の部屋で同じ質問攻撃が始まったようだ。

『退院したからよ。』妻が言う。『そうなんだ。』と子供が、応える。

 

子供が、私のところに戻ってきて一言『退院なら退院て言えばいいじゃん。』

 

そして、開かれた時と同じように乱暴に扉が閉められた。まさか、退院という単語をわが子が知っているなんて。知らないうちにまた、子供は、成長していたようだ。

 

残された私と、眠りを妨げられて、不機嫌な猫。『ごめんね。』私は、猫の頭を撫でた。

 

感動的で、ちょっとだけ衝撃的な家族との我が家での再会を果たし、その後、夕飯を3人で食べた。(夕飯の準備をしなくても、何も言われない・・・。ラッキー!)

病気の代償とは、あまりにも安すぎる対価だったが、私には、ありがたかった。

 

夕食は、豚の味噌和えとサツマイモの味噌汁、蓮根の小鉢などだった。病院食に辟易していた私は、うまいうまいを連発し、『おかわり!』も子供に連発した。

久しぶりの我が家での妻の手料理、家族3人と猫2匹久しぶりのそろっての食事だった。やっと、私の2017年の年が明けたような気がした。

 

夕食が終わると、『パパお風呂入ろう!』子供が裸でやってきた。いやいや、まだ、脱ぐの早いし、1月だし、寒いし、子供のそのせっかちな性格。いったい誰に似たんだろうと思いながら、一緒にお風呂に入る。

 

この入浴、はっきり言って、怖かった。

 

約2か月ぶりの湯舟。しかも、心臓に疾患はあるし、まだ、胸は苦しかった。楽しそうにジャブジャブしている子供にパパ怖いから、お風呂入れないと言うにもいかず、恐る恐る湯船につかる。

 

はぁ~~~~っ。2か月分の声がもれた。子供の耳元で、

 

『パパうるさい。』子供に怒られながらも、不安だった事も一気に消え失せ、幸せな気分になった。これで、風呂上がりの一杯なんかあれば最高なのにな。

どんどんエスカレートしていく自分の欲求に歯止めが利かない。それは、止めておこう。しばし、子供と久しぶりの入浴を楽しんだ。

 

『じゃあ、上がろうか』いつもは、早く上がりたくなる子供もこの日ばかりは、少し、不服そうだった。子供を先に、脱衣所へ行かせる。私は、子供のおもちゃを片付ける。その間も子供はずっと、私に話しかけてくる。いつもは、うるさいなーと思うだろうけど、この時は、丁寧な対応を心掛けた。(笑)

 

片付けも終わったので、バスタブから出ようとした時だった。さっきまで、幸せだった私の身に、また、予想しないことが起きた。

 

『は?!』『なんで?!』またしても戦慄をおぼえた私は、出来るだけ、冷静に、この動揺が伝わらないように言った。

 

『〇〇、ちょっと、ママ呼んできて。』

 

『なんで?』子供は訊いてきたが、努めて冷静に、

 

『いいから呼んで。』子供は、雰囲気を悟ったらしく、

 

『ママー』と妻を呼びに行った。

 

妻が来るまで私は、冷静に自分の置かれている状況をよく考え、出来るだけ冷静に行動しようと心掛けた。

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え?!ここで、今回は、終わるの?!何があったの?!🙀

 

 

 

ここまで、まだ、帰って1日も経っていません。(笑)それだけ、久しぶりの我が家では、次々に何かが起こりました。安堵と不安が交差する我が家のお風呂でいったい何が起きたのか?!続きは、次回以降 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。感謝いたします。