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風邪だと思ってたんですが💧 -悪性リンパ腫闘病記-

人生で初めての入院生活。自分、家族、仕事、人生とは⁉入院生活で感じた事や闘病記録、家族との過ごし方、趣味や特技の事を綴っていきます。

抗がん剤治療 2クール目 その②

いよいよこの日から、R-EPOCH療法によって『悪性リンパ腫』の治療が始まる。

R-CHOPではダメなのか?!薬の種類と量が増えていけば副作用も大きくなるのでは?!などの不安を持ちつつ新しい闘いの夜が明けた。

 

折角、我が家で補充したはずのやる気、元気、勇気の泉も新しく始める治療法の告知によって早くも枯れかかる。大丈夫なのだろうか私の体・・・。

 

 その日の朝は前の日から不安で中々寝れずに寝たのか起きてるのか分からないぼーーっとしている朝だった。

 

『おはようございます。今日の15時位にカテーテルを通して、抗がん剤の治療は明日からになります。』私の担当医は颯爽と現れ、そう告げると颯爽と去っていった。

『分かりました。お願いします。』そういうのが精一杯だった。

 

15時に入れるカテーテル。私の場合は『静脈穿刺法』という方法で装着する。

 

これが痛い。何が痛いって麻酔が痛い。私は医師曰く麻酔が効きにくい体質らしく、何本も打たないといけないらしい。歯医者に行った時も、『これ以上打つと危ない』と言われるほど効かないらしい。だから、最後はすごく痛い場所をすごく痛い思いで我慢を強いられることになる。

 

 CVカテーテルの詳しい説明はこちら↓

中心静脈カテーテル|化学療法サポート

 

このCVカテーテルを付ける時もこの我慢を強いられる。前回も、そうだった。

『悪性リンパ腫』の治療の抗がん剤投与。治療終了まで6~8クール行うらしい。

という事は、この痛い思いを今回込みであと、最低5回。泣きそうになった。

 

あっと、言う間に15時になり、担当医が『準備できましたので、トイレを済ませて来てください。』と言いに来た。私は、処刑台に上る様な気持ちでトイレを済ませて処置室に向かった。

 

処置台の上に仰向けで寝る。病室のベッドとは違い硬く冷たいベッドだ。視界にはよくテレビドラマとかで観る無影灯が見えるので緊張感が増す。

 

『では、首を左に思いっきり向けてください。』担当医のこの言葉で処置が始まる。

私は、首を思いっきり左に向けて身構える。

『では、エコーで観るためのゼリー付けるのでヒヤッとしますよ。』

『はい。』

こんなやり取りで緊張感はどんどん高まっていく。

 

担当医は、エコーを使って私の静脈の位置を確認している。私が今から行う『静脈穿刺法』でCVカテーテルを装着するという処置は首の付け根から針を刺し、その穴からガイドのワイヤーを心臓の近くの静脈まで通し、そのワイヤーにカテーテルを通すという処置です。

 

抗がん剤を投与する方法は、この他にも胸に『CVポート』という装具を付ける方法や、足の付け根や腕の静脈から投与する方法などがある。

CVポートについてはこちらのリンクがわかりやすかったので一応貼っておきます。↓

あなたの血管はガマンしすぎていませんか?【4】|化学療法サポート

 

それぞれの方法には、長所と短所がある。CVポートは外科手術が必要になるが、一旦治療終了まで基本的には外さないので、装着してしまえばクール開始前に痛みを伴う事もない。

 

足の付け根や腕からの投与は私の様に約一週間連続投与する患者には、もし、針が何かの拍子でズレたりして抗がん剤が人体に漏れ出た場合は重篤な事故になってしまうので不向きのようです。実際、CVポート、CVカテーテル共に装着できない患者さんは毎回、この血管外漏出に苦労されています。

 

血管が細かったり、脆かったりで患者も、看護師も大変そうです。何で失敗するのか、何でしっかり刺せないのか原因がわからない患者も多く看護師に文句言ったりされてたりするのを見ると両者の気持ちも分かるためにいたたまれなくなります。

 

話を戻します。

処置台の上でマジックで針を刺す場所などをマーキングされて、緑の紙が私の上半身に多い被らされました。いよいよ始まります。紙で視界を遮られ、自分の吐いた息も自分に帰ってくる。処置に対する緊張と閉所恐怖症ぎみの私はもうこの時で手の平をビシャビシャにしていました。

 

『では、麻酔を打っていくのでチクッとしますよ。』静かにゴングが鳴らされる。

 

『はい。』私は、静かに言った。(母さん、俺を守って)いつもの様に天の母に祈る。

 

私の全神経が針を刺されるであろう右の首に集中する。

 

『行きまーす。』ジクッ!!!ズゥウウゥうううー!!!針を刺す痛みの後に麻酔液を注入するときの強烈な痛みが首筋から全身に広がる。

 

私は拳を握り締め、足の指をぐっと折り畳み全身で痛みに耐えます。力を入れれば首の筋肉も硬くなり麻酔薬が入っていきづらい状態のなるのは分かりますが、力はどうしても入ってしまいます。 

『んぐぐぐぐーーーー!hh8えy9y』私は、声にならないほどの低い悲鳴を上げる。

とても子供には見せれないかっこ悪いパパの姿だ。一気に全身に汗が噴き出します。

 

『ここ痛いですか?』『痛いです。』『では、麻酔打ちますね。』私悲鳴を上げる。

 

これを終了までに5,6回繰り返すことになります。

 

麻酔が効き、針が静脈の血管に入るとその血液の流れによって心臓近くまで入りやすい状態になるようです。担当医の話によると、まれに首から腕の方に行ってしまったりするようですが(怖い怖い(ToT))

心臓近くの静脈までガイドワイヤーが通ったら今度はそこにカテーテルを通していきます。このときに刺した針よりカテーテルの方が大きさが大きいので開けた穴を器具を使って広げられます。麻酔が効いてると痛みは感じないのですが医師の力がぐぐぐぐっと伝わってくるので怖いです。

 

心臓の近くにカテーテルが入ってくると心臓がピクッピクッとなり、すごい違和感があります。カテーテルが通ると、最後にカテーテルが外れたり、ズレたりしないように固定します。どうやって固定するかというと。カテーテルに糸を括り付け、それを皮膚に縫い付けるんです。痛いよ。本当に。これも。

 

そんなこんなで、CVカテーテルの装着が無事に終了しました。私は、全身汗でびっしょりです。体を何度も痛みで硬直させたためにぐったりしています。

 

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この直後、しっかりとカテーテルが心臓の近くまで通ってるかをレントゲンで確認をし、投薬前の準備が完了します。

 

入院してからここまで2日間。1日目は検査で腫瘍の場所、状態を調べ。2日目にその腫瘍を壊すための準備を行い。3日目から抗がん剤の投与が始まり、その悪性腫瘍を攻撃していくことになります。

 

治療法も、薬の量も種類も変わり始まる抗がん剤治療。不安と期待は募ります。この方法で治って欲しい。治ってくれよ。無くなれよ俺の悪性腫瘍。出来るだけ、副作用はなくね。この日は、首の痛みと違和感の為にあまり首を動かすことも出来ずに鎮痛剤のロキソプロフェンを服用し、早めに寝ます。

 

果たしてこの願いは通じるのでしょうか?!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。感謝いたします。