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風邪だと思ってたんですが💧 -悪性リンパ腫闘病記-

人生で初めての入院生活。自分、家族、仕事、人生とは⁉入院生活で感じた事や闘病記録、家族との過ごし方、趣味や特技の事を綴っていきます。

抗がん剤治療第3クール その②

『悪性リンパ腫』という病気との向き合い方、自分のこれからの生き方、家族、友人の接し方も学び、新たに病棟の中の人達と向き合う事が出来始めた私。初めて話せた女性患者との出会いによって私の中で小さな芽の様なものが息吹き始めた。生きてみよう。闘ってみようと思った。

 

入院2日目。検査が続く。

今回のblogはシリーズものです。まだの方はこちらから。↓

www.orangelamp8.com

 

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この日は朝から検査が続いた。

造影剤を使ったCTスキャン、レントゲン、心臓のエコー、心電図。

 

今回は私が行った検査について説明していきたいと思います。

 

先ずは造影剤を使ったCTスキャンでの検査。

 

CTスキャンでの検査とMRI検査。似てる部分もあるが大きな違いがある。その大きな違いというのはその撮影方法だ。CTスキャンでの検査はX線検査を立体にしたもの。一方、MRI検査は体内の水分に作用させて撮影するという方法だ。

 

どちらの検査方法も一長一短あると思うがCTスキャンの方はX線を使うので放射能の被爆の可能性があるので妊娠している方は特に注意した方が良いとされている。MRIの方は磁場の中に長時間いないといけないのでペースメーカーなどの機器を利用されてる方は検査できない場合もある。どちらにせよ、自分の症状をしっかりと医師に伝える必要があるので、自分の体の事はしっかりと日頃から知っていた方が良いと思う。

 

私はCTスキャンによるの撮影となった。

 

CTスキャンでの撮影と言っても、単純撮影と造影剤を使っての撮影があった。

造影剤???今までに聞いたことのない言葉だった。造影剤とはCTスキャンでの撮影検査をより分かりやすくするために静脈にカテーテルを用いて直接血管内に注入される薬品の事。

 

ここまで聞いて、『ふぅーん』って思ったら大間違いです。この造影剤には副作用があるんです。その症状が出ない方もいらっしゃるようですが、出る方はそのほとんどが体内に異物が入ってきたときに出る症状の代表例と言われる『アレルギー反応』が出る場合があります。

 

造影剤による主な副作用

 

 造影剤投与直後に起こる副作用を即時性副作用というようです。

その多くは一般的なアレルギー反応と同じように蕁麻疹、嘔吐、くしゃみ、喉の違和感などです。稀に呼吸困難やアナフィラキシー反応などの重篤な症状が出る場合があります。何らかの体の異変や違和感を感じたら速やかに医師や看護師に伝えた方が良いでしょう。特にアレルギー体質の方や肝機能、腎機能が低下している方は注意が必要とされているようです。

 

残念ながら私もこの3回目の造影剤CTで初めてのアレルギー反応が出てしまいました。

造影剤を使ってのCTスキャンが終わった直後に胸を軽く掻いたときにそこに居た看護師が私の異変に気付き胸を見てくれました。そこには小さな発疹が一つ。

 

その時の看護師のプロ意識というか異変を見逃さなかった所に思わず脱帽でした。

軽く掻いただけなのに、、、。こういう患者の小さな変化に気付ける看護師に囲まれていたら患者の負担やストレスも改善されるのになぁっと思いました。

 

私はその後、10分ほど医師による経過観察をされてました。その時に渡されたのがこれです。このカードはどの造影剤を使ったらどのようなアレルギー反応が出ましたという証明書みたいなものです。これによって、私は一つの造影剤を使えなくなりました。

 

同じ造影剤を使って、

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アレルギー症状が出るよりははるかにましですが。

 

こういったアレルギー反応が出る場合は、診察や治療、検査前に必ず、副作用が出る可能性がありますが行いますか?!という同意書に記入しなければいけないと思いますのでしっかりとその注意する項目を読んで確認した上でのサインをした方がいいと思います。この同意書というのは私の様な入院患者、治療を継続して行う場合がある患者に対しては繰り返し行われますがその内容は病状や健康状態によって変化していく可能性がありますので毎回しっかりと確認されることをお勧めします。

 

実際に造影剤CTスキャンをやったことある方ならご存知だと思いますが、結構不快です。病院という場所や医療行為自体が不快な私ですがこの造影剤CTスキャンは、お尻の周りや背中が以上に熱くなりびっくりします。これも造影剤の作用によるものとの説明はありますが3回やって今でも慣れません。当然、造影剤を投与する為の太い針を刺されることも嫌ですが。

 

今回の私のアレルギー反応に気付き処置を迅速にしてくれた看護師の様な方ばかりならば良いのですが私が入院している病院ではそうとは言い切れません。 

なぜなら私が入院している病院でも表に出ない医療事故は頻繁に起こっております。表に出れば注意喚起はされることとなりますが、その殆どは表に出ません。

 

担当医師が知らない事もあるでしょうし、患者本人、患者の家族が知らない事も当たり前のようにあります。

 

撮影や検査をするのは機械かもしれません。壊れたり、不調がない限り繰り返しやってる事でミスを起こすことは稀です。でも、医療行為の殆どを行っているのは私と同じ人間です。当然、体調や気分、慣れや確認不足でミスをすることは機械のそれよりも多いと言わざるを得ません。決して、医療現場で働いていっらしゃる人々を非難する訳ではないですがこのヒューマンエラーというものはどの職業、分野でも起こりえます。

 

私が入院している間でも、便秘に悩まれてた年配の患者がその事を繰り返し、看護師に伝えていたにも関わらず、早朝から昼過ぎまでトイレに繰り返し行かれて無理に排便しようとして腸ねん転や腸炎になってICU(集中治療室)に運ばれて行きました。

その患者さんはその一件で体力が無くなり、化学療法での治療は出来なくなったと奥様は嘆いておられました。あの時、もう少し注意しておればと入院患者の私が思ったくらいです。

 

また、抗がん剤を血管内に流す時に起こりうる『抗がん剤の血管外漏出』も何回も起こっております。その血管が人によって細かったり、太かったり、皮下にあったり、深くあったりするのは百も承知です。でも、痛がる患者を放置し、ろくに確認もしない現場に何回も居合わせました。カーテン越しですが中には明らかに患者は異変を訴えてたりする場合もあります。なのに看護師は聞いてない事もありますし、あえて聞こえてないふりをしてるのかとさえ思います。

 

抗がん剤は劇薬です!!!

 

私もそのうちの一人でしたが抗がん剤のイメージアップか何かのせいで、簡単に抗がん剤を考えていました。先日も抗がん剤治療中の患者の家族に言われました。

 

『最近は薬も良くなって、治りも早くなってるし副作用も少なくなってるらしいから』

 

じゃあ、やってみろ!って言いたいです。言わないですが。

確かに薬品の進化や治療方法の確立によって改善はされてるでしょう。でも、副作用はあるんです。

私も『悪性リンパ腫』って告知されるまでは。この病気と向き合うって決断できるまでは無知でした。医師が言うまま。看護師になされるがまま。でした、、、。

 

でも、自分が痛い思いするのに自分が苦しい思いするのに、顔も知らない名前も覚えてないような方が言ったかもしれないあやふやな情報を楽観的に信じるほど愚かではありません。この病気になるまではそうでしたが。

 

患者もその家族も分かってない方多いです。私もその家族もそうでした。

中には医療現場で働いてる方の中にも正直、希薄な考え方の人います。何度でも言います。

 

抗がん剤は劇薬です。

 

その抗がん剤が血管外に漏出するとどうなるか?!今は、インターネットで検索する時代です。『抗がん剤血管外漏出』で検索してみてください。一杯検索結果が出てきます。

それが面倒な方はこちらへ↓

血管外漏出:[国立がん研究センター がん情報サービス]

 

その『抗がん剤血管外漏出』もよく起こっています。患者はこう言った事があると知らない方も多いので血管外に漏れてても、腕や何か痺れるとか皮下が変色しているくらいしか思わないかもしれません。

残念ながら私が知ってる患者の血管はこれによって使えなくなったそうです。こういったことを耳にする度に残念な気がしてなりません。何で確認しないのか。確認したかもしれないですが、患者はこう言った事が起こりえるという事を知らされることがあまりありません。知っていれば、異変や違和感を伝えることが出来たと思うんです。

 

でも、その注意喚起は患者には疎かにされて、生理食塩水が漏れたぐらいの感覚になっているのではないかと思います。慣れない看護師がカテーテルを入れることもあると思います。じゃないと育ちませんから、でも、それを確認する看護師が居ない場合もあります。人手が足りないのも分かってます。だからこそ注意喚起が必要なのではと思ってしまうのです。

最後にもう一度言っときます。抗がん剤は劇薬です。その力をもって悪性細胞も良性の細胞も破壊してしまいます。取り扱い、注意喚起、患者への情報提供はしっかりとしていただきたいと思います。

 

一抗がん剤治療患者からのお願いです。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。感謝致します。