読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

風邪だと思ってたんですが💧 -悪性リンパ腫闘病記-

人生で初めての入院生活。自分、家族、仕事、人生とは⁉入院生活で感じた事や闘病記録、家族との過ごし方、趣味や特技の事を綴っていきます。

『チェリーパイ』はどんな味?

今回は病気の事も入院生活の事も忘れて番外編として『食』をテーマにお届けしたいと思います。今回の食材というか料理は『チェリーパイ』果たしてどんなエピソードでしょうか?!なんちゃって。

 

濃紫のお高いアイツ。

 

食べ物と言えば作るのも食べるのも好きな私。このblogやtwitterでも食べ物のエピソードをいくつか紹介してきました。今回の食のエピソードは『チェリーパイ』です。

『チェリーパイ』と言っても色々ありますが私が好きなチェリーパイは、

 

濃紫の『ブラックチェリーパイ』です。

f:id:orangelamp8:20170519132715p:plain

 

何が違うかと言われれば色が違うと言えば怒られそうですが、その色の通りに味に深みがあります。かといって他の果実の様なしつこさが無いのも好きなとこです。

しつこいものは嫌われます。

 

この『チェリーパイ』と私の出会いは小学5年生の時でした。

その時に食べて以来、この『チェリーパイ』は私の

 

My favorite Suites.

 

になりました。あれから30年以上、、、。今でもこの『ブラックチェリーパイ』を食べる時には必ず思い出します。あの時の事を。

 

あの日は今日以上に暑かった。

私が小学校5年生の夏休み。法事か何かで遠方からの親戚が我が家に集まった。

その親戚たちと熊本の観光でもしようという事になり、親戚たちと一緒に色んな所に行きました。

 

熊本城、博物館、プラネタリウム・・・。

「熊本城」の画像検索結果

wikipediaより

 

f:id:orangelamp8:20170519134222p:plain

水前寺公園 水前寺成趣園HPより

熊本市内の観光スポットを散策した後に、水前寺公園の傍でご飯を食べました。

 

色んな場所に行き、色んなものを買ってもらい、その上、近くのサーティワンアイスでアイスまで買ってもらった私はご満悦でした。でも、どこか落ち着かない私、、、。

 

それはなぜか?!

 

その多くの親戚の中に私よりも2つ年上の女の子が居ました。

 

名前はSusan.

 

そうです。その女の子はブロンドヘアーのアメリカ人でした。初めて彼女を見たときもこの時も、私は恥ずかしくって彼女を直視できませんでした。

私が見てるとたまに目が合いお互い恥ずかしくなって親の陰に隠れるという事が何度も続きました。アイスを食べ終わった時に、そろそろ帰ろうという事で帰りにケーキ屋で買ってもらったのが今回の主役である

『チェリーパイ』でした。

選んだのがSusanのお母さんだったのでチェリーパイになったんですが選んだのが私の母ならば今回のエピソードは『モンブラン』になっていたと思います。しかもきっと渋皮付きの。

 

家に帰り夕飯を食べて、バタバタとした一日が過ぎてみんながくつろいでる時にSusanのお母さんが言いました。

 

『さっき買ったパイをみんなで食べよう。』

 

姉達は大喜びでしたが私は困惑です。だって、食べたことないのに喜べないそんな感情でした。臆病で甘えん坊な私の気持ちを裏腹に切り分けられて私の前に並べられるチェリーパイのお皿。

 

『いっただきまーす』私以外の子供たちは大声で食べます。

※この時、女4男私1です。

 

私は恐る恐る眺めてはいるものの食べることは中々出来ませんでした。

手に持っては皿を置き、手に持って眺めては皿を置き。そして母親の方を見る。

でも、母親たちは楽しそうに談笑していてこっちを見もしませんでした。

 

今思うとなんで食べなかったのかなぁって思うんですがこの時は何故か中々食べれなかったという記憶があります。

 

私がどんな味がするんだろう?!甘いのかな?!すっぱいのかな?!って考えてるうちに姉やSusan達が美味しいと大騒ぎしだしました。

私はこの歓喜の渦に遅れるまいと勇気を出して食べようとした時です。

 

『パクっ!!!』

 

 

!!!!!

 

ぢううjkf;ぇこk・・・!!!

 

その時私の横に座っていたSusanが私のチェリーパイを一口食べてしましました。

 

『わたしこれすき!』

 

その青い瞳と片言の日本語で私のチェリーパイをモグモグしながら。

私はびっくりして声が出ませんでした。私のチェリーパイが食べられたっていうのもショックでしたがそれよりも私の頭の中で描いていた勝手なSusanの人物像が一瞬で消え去ったからです。

 

それまで勝手にイメージしてたのは金髪で大きな青い瞳のお人形みたいな女の子だったんですが目の前でまだ私のチェリーパイをモグモグしているSusanは金髪でソバカスがある食いしん坊のおてんば娘だったのですから。

 

まあ、この事が切っ掛けでSusanとも打ち解けて、お互いを名前と愛称のスージーと呼ぶようにもなりました。当時、テレビドラマ『オレゴンからの愛』の大ファンでもあった私はその主人公にもなったような感覚で異文化、異国語との交流に大興奮です。

朝早くから夜怒られるまで親や姉たちの目を盗みながら色んな日本の遊びをしたり、ファミコンをしたりして1週間くらい過ごしました。

でも悲しいかな必ずやってきてしまう別れの時。

お互い悲しくてあまり話もせずにお別れしました。その後、アメリカと熊本で文通を何度かしたきりになってしまいました。

 

あれから30年以上、私もスージーも今や立派なオッサンとMiddle agedです。

今思えば、これが私の初恋だったのかなって思います。このblog書くまでは名前とか思い出せなかったんですけど書き出せば出てくる出て来る(笑)色んな記憶が。

f:id:orangelamp8:20170519142952p:plain

今でも『チェリーパイ』を作る時はいつも思い出します。この前も作っていた時に子供に『パパは何でチェリーパイが好きなの?!』って訊かれて、少し照れながら正直にこのエピソードを話したら『パパにもそんな時あったんだねぇ~』って、ニタニタしながら言われました。

 

その後に『何で好きになったの?!』って訊かれましたが『忘れた』と言って、その時は答えませんでしたけど。

 

ここだけの話、、、。

 

私がスージーに好きになったのは、

 

私のチェリーパイ食べてお母さんに怒られている時に私の方を向きながら見せた

茶目っ気たっぷりのウインクしてくれた時でした。

f:id:orangelamp8:20170519143755p:plain

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。感謝いたします。